道玄坂日記

おかげさまで東証マザーズ市場に新規上場いたしました(証券コード:6580)。感謝!

御社と取引をしたいという大企業様が…

休日なのですが、諸々の要件があり出勤。誰もいないオフィスは少々ひんやりです(暖房以上に、人のいるいないで温度が違いますね)。
先週、「興信所のものですが、御社と取引をしたいという大企業のお取引様が、御社の与信を調査したいとのことで…」という電話がかかってきました。資本金や売上など、ひとしきり情報を聞いた後、直接会って私の考えや人柄を確認させて欲しいとのこと。問題がなければ「既に社長様もお気づきかと思うとある大企業と、継続的なお取引を開始する為の条件として、継続的な与信調査を実施いたします。ついては弊社の会員企業として登録して欲しい。月●万円…」。

月数万円で大きな案件を請けられるのであれば、いくらでも払います。でも、この電話、もう3回目なんですが…

起業してから、一年に一回くらいのペースで、同じ人から同じ内容の電話が。 冷静にきちんと考えてみれば、興信所に会社の信用調査を依頼する「大企業」がどの程度いるのか微妙なところです。そもそも、登記簿や売上や私のプロフィールは、取引口座を開く為にいろいろな会社から「直接」問い合わせがあり、機密保持契約締結と共に関係書類やデータをお渡ししています(そして口座開設を断られたことは無い)。

起業して数ヶ月くらいに最初に電話がかかってきた時には、実際に来社までしてもらい、「やったー!」と無邪気によろこび、「え!月に何万円も登録料がかかるの・・・?」と純粋に悩み、「うーん、年間一括払いの余裕無し」と断念したのでした。今は、金銭的には数万円くらいなら悩まずに払えはしますが、まあ、3年近く会社を経営していれば、多少なりとも世の中の仕組みや裏側も分かってきます。

本当の与信調査なのか詐欺の類なのか、その真偽の程はわかりません。ただ、興信所に頼む大企業はまずいないと思うので、これからさきも弊社はその興信所に会費を払うことはしないです。皆さんのところにもいずれ電話があると思います。その際には、慎重にご検討してください。


うーん、でも万が一、本当だったら悔しいかも(笑)


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と、ココまで書いたところで、一番上の階に住んでいるビルの大家さん(おばあさん)がドアをノック。なにやら暖かいお茶の差し入れをしてくれました。すごいサービスです^^