本日、2006年度の新入社員5人とランチMTG。
ただいま、彼ら彼女らの初めての自社媒体!になる2006年新入社員ブログの企画案を出し合っています。
4月から研修を兼ねたMTGを続けているのですが、その過程で、私自身にとっても「企画の作り方」について深く考える機会に恵まれました。
彼らだけで考えて企画した一次案、それは昨年と全く同じもの。独自性は一つも感じられませんでした。
社会にでての初めてのグループワーク、それはとても難しいものだった様子。同列の仲間たちの中では、自分自身の意見を伝えるだけでも臆してしまいます。「変なアイデアだと思われたらどうしよう」と“抑制”がかかってしまうものです。そして出た結論が「去年と同じもの」。
そういったなか、本日の二回目の企画出しでは、非常に優れたアイデアが盛りだくさんにちりばめられた企画が出てきました。すぐにでも現場で使えそうな「見たこともない」ものもありました。助かります(笑)。
私がアドバイスしたのは、この一言です。
企画提案をするとき、いきなり「企画」を考えようとしてしまってはだめなんだ。はじめから「出来ること」を考えようとするとありきたりなどこかにある案しか出てこない。企画を出すというのは実は二つの作業に分かれている。1.出来るだけ奇抜なアイデアを個人個人でどんどん出す
2.「技術的現実的な実現性」と「ユーザ視点」の2つのポイントでそれらを絞り込む
みんなはいきなり「2」の段階から考えてしまってはいない?それも「実現性」だけを見てしまっているように感じる。そうじゃなく、まずは「1」からやってみよう。
企画の立て方を論理的に説明し実践させるのはかなり難しいです。個人個人経験の中から積み上げていくスキルのため、即効性のある方策というのはないように思います。
新人くんたちにこれらを実践してもらったところ、見違えるような企画になりました(本当に感心しました)。
ちなみに、「いつ、どんなときにアイデアが出てきた?」と聞いたところ、次の3つの意見が。
1.電車に乗っているときでした(3名)
2.他の作業をやっている時でした(1名)
3.よっしゃ考えるぞと気合いを入れたときでした(1名)
リラックスしている時、他のアイデアに振れている時、気合いを入れて絞り出そうとした時、、、それぞれの個性がでて、かつポイントをつている答えだと思います。
アイデアや企画が生み出される方法や瞬間は人それぞれだと思います。自分自身の“クリエイティブな瞬間”をいつ理解出来るのか、それがコンテンツ業界でずっと最前線に立ち続けることができるかの重要な要素になるものだと思います。
私自身も、そういった瞬間を一つだけではなく三つ、四つとたくさん身につけていきたいです。
ちなみに、私自身が持つ瞬間の一つはこちらです。
「クライエントさんと話をしている最中」
決して別の事を考えてしまっていると言う意味では有りませんが(笑)。
とあるクライエントさんからは、あまりに私がいろいろと先走って提案してしまっているのを聞いて「白石さんと話をしていると勇気づけられます(笑)」と言われてしました。
コンテンツ企画制作をしている人間にとっては、本当に最高の褒め言葉です。
この言葉をまた別のクライエントさんからも言っていただけるよう、これからも頑張って「奇抜なアイデア」→「実現可能性とユーザ視点で絞り込み」を繰り返していきたいです。
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