お疲れ様です、白石です。
弊社の採用もだいぶ佳境に入って来ました。
私の方でも、イベントで質問に答えたり、最終面接を5人連続で実施したり、ということも増えて来ました。
つい先日、とてもいい質疑応答が出来たので、一つご紹介します。
40人くらいがあつまる、弊社の会社説明会イベントでの話です。
Q.4
大手企業と比べてベンチャー企業の良いところは何でしょうか?
A.4
「うーん、、、正直言って、あまり無いんじゃないかと思います」
もし、大手とベンチャーが同じ新規事業に参入しようとした時、大手の方が、たくさんの優秀な人を最初から投入できるでしょうし、何億円もお金を使える。そして、ブランドもあるし信用力もある。
同じ事業を同じ情熱を持って同時にスタートしたら、まず勝てないように思います。
じゃあ、ベンチャー企業の面白いところはどこなのか。就職先にベンチャーを選ぶメリットとは。
ここで、別の役員が「徳島県立池田高校のやまびこ打線みたいなものですよ」と回答。その昔、部員数わずか11人でPL学園をやぶり、甲子園準優勝したときの打線がそう呼ばれていました。部員数も少なく、満足な練習設備もない、そんな地方の一高校が、私立の強豪高校をやぶり甲子園を勝ち上がっていく様子は、当時相当話題になりました。
なるほど、、、と聞いていたのですが、学生の皆さん「よく知らない」ということ。「後でwikiを見てみてください(笑)」と締めくくっていました。
その話を聞いている中で、私の方で一つ良い例えを思い出しました。
トランプの「大貧民」です。
大手企業は、手持ちのカードが絵札ばかり。1も2もたくさん持っている。そして毎回勝負に勝ち、10回連続大富豪を続けている。
一方、ベンチャー企業は、手持ちのカードも5とか7とかばかり。でも、1,2枚ある絵札を使い何とか「親」をとる。そして6を4枚出して「革命」。一気に大逆転を狙っていく。
そんな違いがあるんだと思います。
安定的に勝負に勝ち続けるのであれば、当然ながら大手企業の方が有利です。ただ、大手企業は絶対に革命を起こさない。なぜなら彼らは安定した大富豪だから。
一方でベンチャー企業ははじめから不利な戦いを強いられます。ほとんど親をとることもできません。ただ、大富豪同士が闘う中で、ここぞというタイミングでQあたりで親を取り、そして革命で世の中の秩序をひっくり返し一位を目指していく。
どちらの勝ち方が面白いと思えるか。
それが、皆さんが「大手企業」か「ベンチャー企業」か、どちらが向いているかの判断になると思います。
大手企業も決して安定はしていない、という人も多いですが、確率論的に大手企業の方が(やはり)はるかに安定しています。
安定を求めるなら大手、ワクワクを求めるならベンチャー、みなさんはどちらが良いでしょうか。
#そう考えると、安定したベンチャーが最高ですね。もっともです(笑)