お世話になっております、ライトアップの白石です。
本日は、学生の皆さんからいただくよくある質問への回答を記載していきたいと思います。
FAQです。
これは面接で実際に答えている内容になります。
興味があるかたは、まずはざっと読んでみてください。
面接の参考になると思います^^
Q.1
やっぱり、昔から起業したいと思っていたんですか?
A.1
いえ、実はそんなに起業志向があったわけではないんです。
日本で一番大きい会社、NTTに入社したくらいですから(笑)。
元々インターネットをすごいやりたかったんです。
NTTも楽しかったのですが、なかなかネット関連の業務だけをずっとするということは(もちろんながら)できませんでした。
そんな時、サイバーエージェント社からお誘いがあったんです。
だいぶ悩みましたが、来年から21世紀、よし!とばかりに、親の反対も振り切って(笑)、転職しました。
サイバー社では、私の女の子3人の4人でコンテンツの部署を立ち上げました。すごく楽しく働いていたんですが、当時、村上ファンドから買収されかかったりと、色々と慌ただしいこともあり、また営業に力を入れるという方針を伝えられ、だったら、外でやらせてもらっても良いでしょうか、と。
本当は不安ではあったんですが、その時、私の下についていたスタッフから毎日のように
「白石さん、やめないんですか?やめないんですか?」
と言われ、さすがに1ヶ月くらいするとその気になってきてしまったんです(笑)
そして、部下何名かと案件を10件くらい引き継いで、そのまま部署の一部がスピンアウトするような形で有限会社ライトアップを立ち上げました。
これが2002年初頭の話です。もう10年も前になります。
そんな経緯もあり、起業して数年は売上の半分以上はサイバーエージェントさんからいただいていたので、本当に助かりました。
なので、今でもサイバーエージェントさんにはとても感謝しています。後、携帯電話はNTTドコモです。頑張ってiPhoneとの2台持ちは続けています(笑)
Q.2
御社は新規事業をたくさんやっていると思いますが、次は何をするんですか?
A.2
実は、全く決めていないんです。
もちろん、こういった方面でといったものはありますが、直前まで決めないようにしています。
私自身が「やりたいこと」というのは、正直たくさんあります。大学時代からネットはすごいと思い続けていますから。ただ、私のやりたいことが社会が望むこととは限らないと、ある時気がついたんです。
まず自分のやりたいことを一旦全部忘れる。
そして、目をつむって耳を澄ます。
そうすると、本当に小さい声で聞こえてくるわけです。「ライトアップさん、こんなサービスないの?」「こういったところは困るなぁ」「これがあったら絶対買うのに」・・・
そういった声を謙虚に聞いて、そしてその中から「できるだけ短い時間で実現できるもの」「できるだけたくさんの事が実現できるもの」この2つの基準で選んで実施していくだけです。
故に、来月やることは今月末までわからない、という事もあったりするわけです。
この方法だと、絶対に失敗はしません。なぜなら需要と供給で考えると「需要・ニーズ」を見つけて、そこに「供給する」という順番だからなんです。そして、困っている人が多ければ多いほど、その対価としてたくさんのお金をもらえたりもします。故に、ライトアップでは「利益率」を重視しています。経常利益率30%が毎月の目標です。
非常にシンプルな考え方なのかもしれないです。
じゃあ、そうなると「自分の好きな事はできないの?」という質問をされることも多いです。これは安心してください。世の中うまくできているものです。
困っている人というのは、一番得意な人に解決してほしい、と考えているんです。なので、自分自身にやりたいことがあるのであれば、24時間365日そのスキルを伸ばし続ける努力さえ続けていれば、何時の日か世の中の困っている人からご指名がかかるわけです。
気がつけば、10個の新規サービスのうち3つくらいは「そういえば、こんなサービスやりたかったんだよね」と後から気がつくことも結構あります。
まあ、私はインターネットが便利で役立つものになって、困っている誰かが助かるのであれば、何をやっても楽しいと思えるので、なんでもいいんですけどね(笑)。
何かやりたい、ということはあるんですか・・?
Q.3
なんで、渋谷クロスタワーの最上階に移転したんですか?
A.3
前のオフィスのB1Fにライブハウスができてしまったからなんです。夕方になると、ものすごい重低音の振動が発生して・・・
そんな時、ちょうど不動産会社から物件の営業があったんです。クロスタワーにはAmazonがたくさんのフロアを一括で借りきっていたんですが、ちょうど新しいビルに移転してごっそり空くらしいと。しかも、最上階に入っていたレストランも震災の影響で一旦クローズすると。つまりは、最上階が格安の金額で借りられるかもしれないと。
ということで、いろんなタイミングが重なり、これも神様の言うとおり、という感じで、流れに流されるように最上階に移転しました。ちなみに家賃は前と変わらないので、かなりお得だったと思います。
前のオフィス自体は、本当にとても気に入っていたので、今でも残念ではあります。
前述記事:フジビル37を、ライトアップビルにする計画
http://ceo.writeup.co.jp/2009/01/37.html
本日はここまでに。
また定期的に更新していきます。
面接受けられる方はご参考まで。面接、頑張ってください。最終面接一つ前でお待ちしています!
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Q.番外
白石さんの面接は、なんで最終面接ではないんですか?
A.番外
企業の方が立場が上、という人も多いですが、私は企業も学生も対等だと思っています。
一生のお付き合いになるかもしれない就職活動。
私との面接は、皆さんの人生をかけるにふさわしい会社かどうかを全国300万社の企業から1社を選ぶための場だと、企業を逆面接する場だと思ってください。
ですので、出来る限り皆さんからの質問の時間を多くし、ざっくばらんに回答するよう心がけています。
率直に回答しすぎて「えっ」となるかもしれませんが、そんなに変なことは言っていないと思いますので、その点はご安心ください(笑)。